荒々しい岩山や荒野の丘陵地帯が限りなく続く大平原地帯

クレーターレイク国立公園

Crater Lake National Park

基本情報
概要
クレーターレイク国立公園は、知る人ぞ知る、米国で5番目に指定された国立公園である。 アクセスも良くなく主要の観光ルート上に無いため訪問する観光客も他の国立公園に比べるとぐっと減り、日本人はほとんど訪れない。 が、地質的に非常に重要な意味を持つクレーターレイクは、カルデラ湖が中心にあり、その水深は597mと米国で一番深く、世界でも7番目に深い。 カルデラ湖に元は溶岩ドームだった山頂が突き出して島となっている風景はオレゴンを代表する風景として馴染みが深い。
アクセス情報
最寄の主要空港:ポートランド
※日本からは西海岸主要空港経由
※ポートランドからクレーターレイクまでは車で約4時間
年間平均気温
主な見どころ
リム・ドライブは、クレーター湖の稜線を観光しながらドライブで一周出来る道路。 道中ファントム・シップ・オーバールック、クラウドキャップ・オーバールック、スケル・ヘッド、ザ・ウォッチマン、ディスカバリー・ポイント、リム・ビレッジ等が全てリム・ドライブ上にある。 夏のシーズン中はフェリーにてウイザードアイランドへのツアーや、クレーター湖をクルーズしながら観光出来るツアーが出ている。 また、リム・ビレッジから稜線上にトレイルが伸びており、散策を楽しむ事も出来る。 ビジターセンターはリム・ドライブから少々離れているが、リム・ビレッジは公園内唯一の施設で、ホテル、ビジターセンター、ギフトショップ、レストランが完備されている。
その他の情報
公園内の宿泊施設は、リム・ビレッジのクレーター・レーク・ロッジのみ。部屋数は71部屋のみで5月中旬から10月中までのみオープン。 レギュラー客が多く、半分以上の部屋は毎年同じお客様がリピーターとして通うそうだ。 早い時期からの予約をお勧めする。公園入口のマザマ・ビレッジには、マザマ・ビレッジ・モーター・インがある。一般的なモーテルで、6月から10月初旬までオープン。 その他周辺にはあまり宿泊施設が無いが、1時間ほど離れれば幹線道路にホテルやモーテルが点在している。
車で行くほかは方法は無し。ポートランド以外の都市からはとても遠いため、 ポートランド近辺の国立公園を訪れる場合、 ちょっと運転するがクレーターレークもとてもオススメである。
キャピトルリーフ国立公園

入園料 (2020年7月現在*)
・自家用車 $30(1台あたり。1台最高15名まで。7日間有効)
・オートバイ $25(1台あたり。7日間有効)
・個人 $15(1人あたり。徒歩、自転車など。7日間有効)
約40万年前、クレーターレイクの元となっていたマザマ山は、カスケード山脈の山々と同様に層状の楯状火山(ハワイ諸島と同じく、 楯状火山は緩やかに傾斜する斜面を持ち、粘性の低い玄武岩質溶岩の噴出、流動、堆積によって形成される)として誕生した。 カスケード山脈は、北アメリカ大陸と太平洋を分けるファンデフカプレートが、北アメリカプレートに沈み込む際に生じる圧縮熱が火山活動を起こして造山された。 長期にわたり溶岩流と火砕流が起こりマザマ山は標高3400mに達する山にまで発達したと言われる。当時小規模の火山や噴火口が公園内や公園外周辺にたくさん誕生し、 数多くのスコリア丘(噴火活動で玄武岩~安山岩の溶岩が噴出しスコリアが産出され、火口の周辺に積もり丘を形成する)が出来た。 30万年以上休止期間を終えて、マザマ山は再び活動を始める。 紀元前4860年頃、マザマ山は大噴火を起こし、1000m以上の高さを失った。この噴火がどのくらいの勢いかを物語るのに良い例えは、1980年に大噴火を起こしたセント・へレンズ山であるが、 噴出された火山灰はセント・へレンズの150倍、南はネバダ州中央、北はカナダのブリティッシュコロンビア州南部まで噴出物が堆積した。 噴火により膨大な溶岩が噴出した事により山頂部が陥没し、陥没した部分に巨大なカルデラが形成された。 カルデラからは入り込む川も無ければ流れ出る川も無いため、その後6千年以上の年月を経て雪解け水、雨水等が底に溜まり、現在のクレーター湖となった。 クレーターレイクを訪れた最初の白人は、金鉱堀りの3人組、ジョン・ウエズリー・ヒルマン、ヘンリー・クルッペル、アイザック・スキーターズ。 1853年、ゴールドラッシュの真っ最中、失われた鉱山を探している途中長い傾斜した山に偶然出会う。斜面を登りつめ初めて湖を見た時の深いインディゴ色の美しさに感動し、 ディープ・ブルー・レイクと最初は名づけられた。公園内のリム・ドライブ南西側にあるディスカバリー・ポイントは彼らが初めて斜面を登って最初に湖を見下ろしたポイントである。 大自然の美しさにしばらくは感動したが、当時入植者の頭には金の方が重要であったため、この発見は間もなく忘れ去られたという。 一時は隕石が落ちた孔とも考えられクレーターという呼び名が流行りだし、実際のカルデラとは異なりながらもクレーターレイクが正式名称となる。
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