ユネスコ世界文化遺産

メサベルデ国立公園

Mesa Verde National Park

基本情報
概要
ユネスコ世界文化遺産の1つに指定されているメサベルデ国立公園。スペイン語で緑の台地という意味で、 先住民族のそのまた祖先が定住していた遺跡がそのまま残っている、アメリカの国立公園で唯一自然のものではない国立公園であるが、 遺跡は現在見つかっているだけでも優に100を超え、崖上、竪穴、岩窟住居と年代に合わせて彼らが住み移った様々な遺跡が残されている。
アクセス情報
最寄の主要空港:デンバー・アルバカーキー
ツアー出発地:デンバー
※日本からは西海岸主要空港経由
※デンバーからメサベルデまでは車で約7時間
※アルバカーキーからメサベルデまでは車で約4時間
年間平均気温
主な見どころ
Far View Terrace
ファービューテラス
公園入り口から入り山道を30分ほど運転していくとあるメサベルデのビジターセンター。ホテル、レストランもあり、現地ツアーもここから出ている。 夏の間は大学の考古学を専門とする教授や学生がガイドのアルバイトに来ており、タイミングが良ければ非常に内容の濃い話を聞くことが出来る。このポイントからは、ユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州が見渡せる。
Cliff Palace
クリフ・パレス
公園内最大の岩窟住居。217部屋で4階建て相当の高さを持つ。非常に人気の高いスポットで、パレス内の主要な建物内部には公園レンジャーが引率するツアーでのみ見学可能。夏の時期は非常に込み合う。 また冬の間は遺跡に降りる山道が凍るため閉鎖されてしまう。さながら高級マンションのようでもあるクリフ・パレス、ロング・ハウスなど主要な遺跡コンプレックスへの立入りは公園レンジャーの引率によるツアー(有料)のみで許されている。 シーズン中は混雑するので朝一番にビジター・センターで申し込む必要がある。
Spruce Tree House
スプルース・ツリー・ハウス
公園内では3番目に大きな岩窟住居でおそらく最も整備が整っている所であろう。ここは遺跡まで歩道がきちんと舗装されており、冬の間でもアクセス出来るように除雪がされている。 114の部屋と8つのキバ(祭壇)があり、西暦1200年頃から1270年頃の間に建設された比較的新しい遺跡である。遺跡の付近には博物館もある。
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その他の情報
公園内ではファービューテラスのみが宿泊施設を完備している。レストラン、ビジターセンター、ギフトショップも充実しているが、冬期は閉まっている。夏の時期は常に混み合っているため、予約は早めに取ることをお勧めする。 公園内のホテルにしては料金も抑え目で好意的だ。 麓から標高が一気に上がり、夏は朝晩でも冷え込む。
車で行くほかない。一番近い都市は別の州のアルバカーキー。デンバーからは7時間近くかかるので注意したいところ。近隣にはいくつか見どころの街がある。

コーテズ

観光地コロラドにしては地味な町コーテズ。公園入り口まで約15分、ファービューテラスまでは45分ほどかかる。豪華なホテルは無いがモーテルは多く点在しており、料金も手ごろ、公園内のホテルが取れない場合に泊まるには便利である。
デュランゴ

公園入り口まで1時間。コロラド南西部では最大規模の町である。冬の間は一流のスキーリゾート“テリュライド”や”パガトリー“の玄関口として、夏はシルバートンまで走る蒸気機関車の旅が出ており一年中賑わっている。大きな大学もあり、ホテル、モーテル、レストランやナイトライフも非常に充実している。
(2020年7月現在*)
メサベルデ国立公園は国立公園では珍しく、時期によって入園料が変わります。

11月~4月 (冬期)

・自家用車 $20 (1台あたり。7日間有効)

・スノーモービル、オートバイ $25

・個人(徒歩、自転車、スキーなど) $15 (1人あたり。7日間有効。15歳以下は無料。)


5月~10月 (夏季)
・自家用車 $30 (1台あたり。7日間有効)

・スノーモービル、オートバイ $15

・個人(徒歩、自転車、スキーなど) $10 (1人あたり。7日間有効。15歳以下は無料。)


パスは年間同じ価格です。

・年間パス $55 (1年間有効)

・共通パス $80(他の国立公園などでも使える共通パス。1年間有効)また、毎年無料の日が数日ある 2020年 1月20日 4月18日 8月25日 9月26日 11月11日 *最新情報は国立公園のサイトにて確認できる。
アメリカ南西部、フォーコーナーズ(4つの州{コロラド、ユタ、ニューメキシコ、アリゾナ}が十字に交差する場所)地域に生存していた有史以前の先住民族に関しては現在も様々な議論が交わされ定説は無いが、 最もポピュラーな説としてはおよそ2万年前を前後して、ベーリング海峡を渡ってきた古代民族が狩猟をしながらアメリカ大陸を南下しながら点在していった際の一部であり、そのまま南下を続けていった人々は南米まで到達し、 高度な文明を築き上げたというもの。メサベルデ周辺においては、今からおよそ1900年前、アナサジ(祖先の)と呼ばれる先住民族がこの地に住み始め、 当時は特に部落というものを持たず各自ばらばらに生活をしていたが、主に農耕を営んでいたと考えられている。5世紀から9世紀にかけプエブロと呼ばれる部落を築くようになり、 独特なかご作りで知られるバスケット・メーカー文化が発展した。

9世紀に入ると、部落は干しレンガの壁を持った建物による区画整理が始まり、集会場、儀式の場(キヴァ)等を持つ本格的な集落へと栄えていく。 当時は畑も住居もメサ(崖上の台地)上にあり、かご作り以外にもとうもろこしの品種改良を行う等大変高度な農耕技術を持っていた民族であったと言われている。

12世紀には、畑をメサトップに残し住居は崖を降りた渓谷に生活の場が移されている。 干害によりメサトップで水が出にくくなったという説もあるが、自分達にしか判らない組み合わせで崖に刻まれたステップを使いメサトップの畑と住居の間を昇り降りしていたことから、外敵から身を守るために住居を崖下に移した事が考えられる。 崖下では、本格的な岩窟住居の建設が始まり、1家族が入れる部屋が217部屋集まるクリフ・パレス、110部屋あるスプルース・ツリー・ハウス、80部屋以上揃っていたスクエア・タワー・ハウス等、大きな集合住宅が造られた。

1300年代前半にはフォーコーナーズ広域でおよそ30万人ほどの先住民族が生活していたと想定されるが、 14世紀後半、すべての民族が忽然と姿を消した。このメサベルデにある遺跡も、住居は焼かれてしまったが遺体等は見つかっておらず敵に襲われたとは想定しがたい。 異常気象による大干ばつか、何かから身を守るためか、いずれにしも理由はいまだに定かとなっていないが、この時期に歴史的にも残る民族大移動があった事は確かである。

メサベルデ遺跡は、1800年代半ばにはその存在が知られていたが、1888年に周辺の牧場主であったリチャード・ウエザリルが現在のクリフ・パレスを発見して以来考古学者が興味を持ち始め本格的な調査が入り込むようになった。 1906年には国立公園として制定され、1978年に世界文化遺産として登録された。
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