シーダーパス・ロッジ(国立公園内)
公園内唯一の宿泊施設でレストラン、ギフトショップ等も完備している。
毎年4月中旬から10月初旬までオープン。キャビン、コッテージ風の部屋で、テレビや電話は置かれていない。またレストランは夜早めに閉まるので注意が必要。
ウォールの町
30分ほど離れたWallの町に宿泊施設は沢山あるので、公園内に無理に泊まる必要は無い。
Wallの町には世界最大と呼ばれるWall Drug Store(薬、雑貨屋)があるので話の種に必ず立ち寄ろう。もしくは、マウントラッシュモアの麓となるRapid Cityまで移動しても良い。
レンタカーで、ラピッドシティから1時間半ほど。道路は分かりやすく迷う心配は無し。 バッドランズ、マウントラシュモア、デッドウッドとちょっとした週末旅行から、足を伸ばしてデビルズタワー、イエローストーン、グランドティートン、ユタ州のほうまで1週間かけて旅行するのも手である。
白亜紀後期、今からおよそ7千五百万年前頃から始新世後期である3千4百万年前頃まで、バッドランド周辺地域のみならず現在の北米大陸中部大平原一帯は大陸の伸縮による高低を繰り返し、海の浅瀬、海岸、海底、河川、氾濫原、森林と、様々な変化を繰り返した。現在バッドランドに見られる色彩豊かな地層は全て当時のころからの異なる堆積から来ている。その後、ロッキー山脈の隆起活動で周辺の標高が上がり始め、終盤に出来たブラックヒルズ山塊からシャイアン川が流れを変えてこのバッドランド地域の方向へ流れ始めたのがおよそ50万年前、地質年代で言えばつい最近のことであるが、侵食のスピードは非常に激しく、今から50万年後には全て侵食され以前の平地になるといわれている。ライフスパンがわずか100万年と非常にはかない地質年齢である。 バッドランド周辺はもともとスー族インディアンの土地。1868年の「ララミー砦」でアメリカ合衆国はこのバッドランズ一帯を「永久にスー族のものである」と保証したが条約は1889年に破られ強制没収、後に日米国内務省管轄のナショナルモニュメントに指定される。1978年には国立公園となったが、1980年には1889年の条約破棄を最高裁が違法判決とし、バッドランズ一帯は公然不法占拠地となっている。