公園内に宿泊施設はキャンプグランド以外に無い。が、公園自体がグランドジャンクションの町に隣接してるが如く近いため、宿泊には事欠かさないであろう。グランドジャンクションの町にはホテル、モーテル等沢山あり、また1時間ほど東に移動するとグレンウッド・スプリングスという米国一大きな屋外温泉プールのある町にもホテルは沢山あり、ブラックキャニオン国立公園のある南へ1時間ほど行くとモントローズという町がありそこにもモーテルがある。
最寄の空港はコロラド州のグランドジャンクション。
デンバーからはレンタカーで約4時間半の行程。
デンバーに入り、ロッキーマウンテン国立公園、グレートサンドデューン国立公園、ブラックキャニオン国立公園、
メサベルデ国立公園、コロラドナショナルモニュメントと、コロラド州周遊旅行をしてもよし、
そのままユタ州に入りキャニオンランズ国立公園、アーチーズ国立公園と観光しながら移動していくのも良い。
ユタ州のソルトレークシティからも車で約5時間半ほどである。
コロラド・ナショナル・モニュメント
入園料 (2020年7月現在*)
・自家用車 $25(1台あたり。1台最高15名まで。7日間有効)
・オートバイ $20(1台あたり。7日間有効)
・個人 $15(1人あたり。徒歩、自転車など。7日間有効)
では、これほどの浸食作用はどこから来ているのであろうか。真夏の間、高低差の激しい渓谷の形状は地熱の表面温度を著しく変え、
空気中の湿度に変化をきたし、急激に落雷を伴う集中豪雨をもたらす。
急激に地面にたたきつけられた水は岩に浸透するよりも早く溜まっていき、堆積岩の表面を削っていく。
削られた表面の砂岩や鉱物は水に運ばれ、やがて水が枯れると堆積していく。
削られた岩場の空間に、冬の間はしみこんだ水分が膨張し、岩を割り、もろくなった岩はさらに風や雨により侵食されていく。
そういった浸食作用がコロラドナショナルモニュメントを築き上げた。
では、そのもととなる岩山はどこから来たのであろう。
コロラドナショナルモニュメントは、コロラド州ロッキー山脈の西側に位置し、コロラド台地の北東部の外れある。
コロラド台地は日本列島ができた頃と同じ時代、約1千5百万年前にできた。
大陸が移動する際、大きな摩擦力と圧力が地殻にかかり、大地は様々な形に変化する。
湾曲収縮を繰り返し、時には海の底、時には山の頂上となり、移動を続ける。
海底、デルタ地方、湖沼地帯、沿岸、砂丘地帯等、色々な状況で地層は堆積して行きながら、風や雨による侵食も繰り返される。
ただ単に大きな絨毯を床の上で移動させるような動きは無理なのであって、大平原のようなあまり圧力がかからず、隆起活動のなかった地域はまだしも、隆起、造山活動の活発な地域で大地が変化なしでそのまま移動を続けるのは不可能に近い。コロラド台地の地域には、有名なグランド・キャニオン、ザイオン、ブライスキャニオン、モニュメントバレー他、無数の渓谷があるが、この地域の主な特徴は、普通は前後バラバラに地殻がくだけて盛り上がってくるのに対し、ほぼ日本列島と同規模大の大地が隆起し、水平線上に一時期に上がってきている。北東部が最も隆起しており、南西部に向けて緩い斜度があり、地層がまるでトランプをずらしたかのように階段状になってむき出しになっている。岩の色が違うのは色々な背景があるが、単純に言えば、白い色はその地層は砂浜や砂丘の時代にできたもので、色が強くなればなるほど、火山等により変成岩となり性質が変ったり、岩の内部に含まれていた鉄分が侵食作用、雨水等で外部に到達し、酸素に触れ、それが錆びて赤くなったり黒くなったりしていると考えられる。地層の重なりの中でいきなり色が変ったりする場合の多くは火山灰である事が多い。