ブライスキャニオン・ロッジ
ブライスキャニオン・ロッジ公園内に位置するブライスキャニオン・ロッジにはあいていれば、迷わずそこに泊まるべし。徒歩で日の出や日の入り、さらには星空を見ることのできるポイントにも行けて、存分に観光を楽しめる。人気が高く、事前予約が無ければ当日予約はほぼ不可能に近い。
ルービーズ・イン
ブライスの入り口にはルービーズ・インとモーテルがあり、レストラン、カフェ、ガソリンスタンド、ギフトショップ、プール、スーパーなど何でも揃っている。また園内を観光するシャトルバスもここから出ているので便利である。ここでも部屋が無ければ56マイル離れたマウントカーメル・ジャンクションに数軒、さらに77マイル離れたシーダー・シティまで行けば大体部屋は取れるが、部屋の予約は前もってしておく事をお勧めする。
近年の観光客増に従い、ここブライスキャニオンも夏場は交通規制が敷かれるようになった。車は出来るだけ公園入口のルービーズ・インにある駐車場に止め、そこからシャトルバスを利用すると何かと便利である。入園料を払えばシャトルバスは無料で利用出来る。個人で行く場合は、ブライスキャニオンの観光では重要な部分となるハイキング、トレイル歩きを満喫しよう。リム沿いに通るトレイルから、谷底へと降りていくトレイルなど、様々なトレイルが伸び、中でも全長8マイル(約13キロ)のフェアリーランド・ループトレイルはピーク時でもほとんど人もいないため、ブライスキャニオンを独り占め出来るかも。
(2019年3月現在*)
・自家用車 $35 (1台あたり。7日間有効)
・スノーモービル、オートバイ $30
・個人(徒歩、自転車、スキーなど) $20 (1人あたり。7日間有効。15歳以下は無料。)
・年間パス $70 (1年間有効)
・共通パス $80(他の国立公園などでも使える共通パス。1年間有効)また、毎年無料の日が数日ある 2020年 1月20日 4月18日 8月25日 9月26日 11月11日 *最新情報は国立公園のサイトにて確認できる。
地図
無料シャトルバス
園内の交通渋滞を避けるために、園外の駐車場から園内観光スポットと巡回する無料シャトルバスが運行されている。
2019年予定はまだ未発表。2018年は4月13日~10月21日まで。4月13日~5月17日, 10月1日~10月21日は午前8時から午後6時まで。5月18日~9月30日は午前8時から午後8時まで。約10~20分おきに巡回している。最終シャトルは園内から午後7時42分に発車します。(http://www.nps.gov/brca/planyourvisit/shuttle.htm)。
ザイオンと逆で上から下を見おろす格好となる国立公園。グランドステアケースの中で最も新しいと呼ばれるピンク層を中心に広がっている。 コロラド台地の隆起が始った後期にこの一帯だけ特にポコっと隆起した形で盛り上がった。もとは湖の底にあった砂や泥が固まって出来た岩、水がはけた後の岩はプレッシャーが一気に抜けて非常にもろくなっている。 それが隆起によって持ち上げられて雨水や風によって浸食された。もろい岩なだけに侵食に弱く実際に今の形になるまで2百万年もかからなかった。 雨水が岩の間に入り込み凍り付くとそれだけで120%膨張する。 その膨張作用で岩の割れ目が広がりさらに侵食が広がって行くのである。ブライスキャニオンの名前の由来は、モルモン教徒の伝道師Ebenezer Bryceの名前からとられたと言われている。1875-1880年にキャニオンに派遣されたEbenezer Bryceは、キャニオンに焚き木や木材を集めに行く道や、動物や作物を育てる為の灌漑用水の設備などを作りこの地域の開拓に貢献。その後、人々からブライスキャニオンと呼ばれるようになった。何千年もの間、雨や川の浸食で石灰石を削り取って出来あがった「Hoodoo(尖塔群)」と呼ばれる奇形岩が立ち並ぶ光景は、まさに大自然の芸術そのもの。太陽の光によって刻々とその表情が変化し、微妙な色合が多過ぎて色の名が付けられないほどである。1928年に国立公園に制定され、年間約150万人以上の観光客が訪ねている。