公園内には宿泊施設は無く、近いところでは、20分ほど離れたChambersの町にベスト・ウエスタン(モーテル)があり、30分弱離れたHolbrookの町にはホテルやモーテルがたくさんある。また小一時間離れれば比較的都会のフラッグスタッフがあり、公園から2時間半も運転すればグランドキャニオンに到着するので、無理して近くに泊まる必要は無いだろう。
ペトリファイド・フォレスト国立公園
(2020年7月現在*)
・自家用車 $30 (1台あたり。7日間有効)
・スノーモービル、オートバイ $25
・個人(徒歩、自転車、スキーなど) $15 (1人あたり。7日間有効。15歳以下は無料。)
・年間パス $55 (1年間有効)
・共通パス $80(他の国立公園などでも使える共通パス。1年間有効)また、毎年無料の日が数日ある 2020年 1月20日 4月18日 8月25日 9月26日 11月11日 *最新情報は国立公園のサイトにて確認できる。
ペトリファイド・フォレスト国立公園の地図
グレーシャー国立公園は1910年に設定されたが、その昔は先住民族のブラックフィート、サリッシュ、クーテナイなる3つの部族がこの周辺に住んでいた。
1800年代初頭からフランス人、英国人、スペイン人の狩人達がビーバー目的でここら辺に入り込み、1806年にはルイス&クラーク探検隊が現在の公園から約80キロ近くを通過したが、この素晴らしい大自然には足を踏み入れなかった。
1800年代の後半には鉄道がしかれ、開拓民達が移住を開始し、ゴールドラッシュの波に乗って金鉱堀り達がたくさん集まってきたが、この周辺から大きな金脈も銅山も発見されず、マイナー達のブームは数年間で終わる。
マイナー達が去った後、ようやくこのグレーシャー地域の美しさが人々の目に触れるようになった。
当時は鉄道旅行が空前の大ブーム。現在のウエスト・グレーシャー駅で人々は下車し、馬車で数キロ離れたマクドナルド湖まで移動、その後はボートに乗って13キロ離れたスナイダー・ホテルまで移動し、
湖を利用してボートで移動しながらの観光がスタイルだった。
1910年に国立公園として指定されると開拓が始まり、現在公園の真ん中を通る唯一の道路である“太陽への道”が敷かれた。
1932年にはアメリカ・カナダ2カ国をまたぐ世界唯一の国際公園、1995年にはユネスコの世界遺産に指定された。
現在は、イーストグレーシャーに Amtrak(大陸横断鉄道)が泊まり、駅から歩いて100mのところに建つGlacier Park Lodgeに泊まり、当時のようなスタイルで観光が楽しめるようにもなっている。