ワシントンDCからまる1日かけてドライブ旅行するには最適。またルーレイ鍾乳洞と合わせて周遊旅行も楽しめる。DCからノース・エントランスまでは車で約1時間少々、ソーントン・ギャップ・エントランスまでは2時間弱で行ける。どちらの入り口からもすぐにスカイライン・ドライブなので観光は簡単である。公園内にはビジターセンター、ギフトショップ、ロッジ、レストラン等完備されている。
国立公園内
Big Meadows Lodge メインビルには25部屋、キャビンユニットが72部屋ある。(全施設内禁煙) Skyland Resort スカイラインドライブの最も標高の高いところに位置する。
園内一番大きいホテルで、179部屋ある。ペット同伴もOk。(全施設内禁煙) Lewis Mountain Cabins 森の中にひっそりとたたずむ、自然に触れるにはぴったりのキャビン。野外BBQ場も設備されている。
公園外
公園内のホテルは人気が高くすぐに一杯になってしまうが、公園外であれば泊まるところには事欠かさない。
小1時間で来れるワシントンDCはもちろん、鍾乳洞で有名なルーレイの町はスカイライン・ドライブの入り口すぐそばでホテルも沢山ある。
(2020年7月現在*)
・自家用車 $30 (1台あたり。7日間有効)
・スノーモービル、オートバイ $25
・個人(徒歩、自転車、スキーなど) $15 (1人あたり。7日間有効。15歳以下は無料。)
・年間パス $55 (1年間有効)
・共通パス $80(他の国立公園などでも使える共通パス。1年間有効)また、毎年無料の日が数日ある 2020年 1月20日 4月18日 8月25日 9月26日 11月11日 *最新情報は国立公園のサイトにて確認できる。
シェナンドー国立公園の地図
シェナンドー国立公園は、米国でも人口が特に密集する東海岸に堂々と横たわる野生のオアシスである。 シェナンドー国立公園を通るブルー・リッジ山脈には今から約9000年前から先住民族が生活していた痕跡が見つかっている。狩猟や豊富に取れる果物、木の実等で食を取り、シェナンドー渓谷や山の麓の方で住居を建てて生活していた。ヨーロッパからの開拓民がこの周辺に移動をしてきたのは18世紀の半ば、かれらは農園、放牧、果樹園に相応しい土地を求めてやってきた。後にこの地に落ち着いた民の中には先住民族から土地を買い、銅、材木、皮のなめし樹皮、水力等を商材にして大成功を収めた人々も多い。またその他の開拓民の中にはブルーリッジ地域そのものの自然の美しさを商品価値があると認め、観光地としてリゾート化しようとする人々も出てきた。現在の一大観光デスティネーションとしての走りである。後に国立公園化された際、もともとこの地を開拓してきた人々と政府の間で長い間権利争いが続いた。 公園内の40%は原生地域として指定されており国立原生自然保全制度下で保護されている。数え切れないほどの野生動物、鳥、魚、植物が存在している。哺乳類の中ではアメリカ黒熊、鹿、ボブキャット、アライグマ、スカンク、キツネ、またピューマの存在も確認され、鳥類においては200種類以上、植物や樹木においては松からサボテンまでおよそ東海岸南北に渡って観察できるものはこの公園で全て見ることが出来る。