公園内にはキャンプグランド以外宿泊施設は無いが、公園入り口にモーテル(Great Sand Dunes Lodge, Oasis Campground and Motel)や、ゲストランチ(Zapata Ranch)があり、40分ほど離れたAlamosaの町にはモーテルが沢山ある。
個人で行くグランド・ティトンは、ハイキング、登山、あとは写真撮影であろう。ティトン山脈を縦走する本格登山から、簡単なハイキングまで、実に様々なハイキングコースが用意されている。 宿泊はジャクソン、またはティトン・ビレッジがお勧めだが、RVをレンタルして公園内のRVパークに泊まったり、キャンピングを楽しむのも良い。
(2020年7月現在*)
・自家用車 $25 (1台あたり。7日間有効)
・スノーモービル、オートバイ $20
・個人(徒歩、自転車、スキーなど) $15 (1人あたり。7日間有効。15歳以下は無料。)
・年間パス $45 (1年間有効)
・共通パス $80(他の国立公園などでも使える共通パス。1年間有効)また、毎年無料の日が数日ある 2020年 1月20日 4月18日 8月25日 9月26日 11月11日 *最新情報は国立公園のサイトにて確認できる。
もとはナショナルモニュメントであったが、2004年に国立公園に指定されたアメリカでもっとも新しい国立公園である。
ロッキー山脈は、古いもので超大陸(大陸移動の間で大陸がひとつに固まっていた時代)のころ、6億年以上前に形成されたものから、新しいもので白亜紀後期約6500万年前に形成されたものもある。
山脈自体は大陸移動の際に生じた皺寄せから来る褶曲運動で形成されたが、地質は火成岩と変成岩(12億~33億年前)という火山岩から成り立ち、この地域一帯では堆積岩が見られる。
この砂丘の砂は、ロッキー山脈隆起活動が始まる前、まだ大陸移動の際台地の上下運動が活発であったころ内海の海岸線から来ている。
やがて大陸移動と共に大地は隆起、内海の海水は蒸発し、浜辺には石灰岩、塩、石膏等の堆積岩が溜まり、海岸線であった砂丘はいつしか砂岩として堆積していった。
その後長い年月が過ぎ去り3000万年前頃から活発となったララマイド大変革(ロッキー山脈造山活動の南部の動き)によって周辺の大地は隆起を続け大地に深く埋まっていたかつては浜辺であった地層の部分が地表に出てくる。
雨水は大地の中にしみ込み、人間が虫歯を患うかのように石灰岩を溶かし始め、また砂岩は風、雨、雪によって少しずつ削られだした。
やがてこの地帯のサン・ルイス・バレーを流れるリオ・グランデ川が砂岩を削りだし、川が流れ出る裾野周辺に堆積平野を作り出し、川べりに運ばれた砂は風によって運ばれるが、風に乗った砂はロッキー山脈は越えれず、
溜まって出来上がったのが現在のグレート・サンドデューンである。 ロッキー山脈は、その膨大な雪解け水がアメリカ西海岸の生活を補っていると断言しても過言で無いほど重要な役割を示し、
その水源はグランドキャニオン国立公園のような巨大な渓谷や、多くの湖沼、人造湖を潤している。アメリカ合衆国で供給される4分の1はこのロッキー山脈が水源となっている。
グレート・サンドデューン国立公園の砂丘は実は水分資源の大切な源となっており、砂丘を10cmも掘ると湿った砂が出てくるほど水分の保有量は多い。
もとはナショナルモニュメントであったが、コロラド州の農業や都市への大切な水源となっているため、国立公園化され保護地域となっている。